解放区

言葉として、記録として

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

鈍考

広島から兵庫へ、大学と実家の関係の二つの都市をこの時期は往復することになる。俗に之を帰省と云ふ。苦学生である僕はお金がないので、一番安い手段である、在来線の各駅停車で七時間ほどかけて神戸まで帰省するわけだ。そして今日、12/31に帰省することに…

読書論①

読書をするということは、補完である。どういうことか。 言うまでもなく、読書というのは究極的に孤独で、内的な作業である。読書の効用は果たして、その一人称的作業のどこに位置しているのだろうか、と考えてみる。まずは、読書をするとき、私たちが読んで…

武者小路実篤『愛と死』 所感

お久しぶりです。長らく放置していたこのBlogですが、NZから帰国して時間ができたので書こうと思い立つ。今は日本の生活に再順応する時間を送っていますが、こういうのを逆カルチャーショック、なんて呼ぶそうです。ひえ~。